御祭神と御神徳

誉田別尊 文武の神・勝負事の神

     遠野物語110話に、殊に火伏せに霊験有りと伝わる

大国主神 縁結びの神・福の神・商売繁盛・家運隆盛・夫婦和合

事代主神 恵比須の神 海上安全 大漁の守護神

少彦名神 医薬を広めた薬師の神 病気平癒の祈願を叶える

御年神  五穀の守護神  

境内摂末社

顕功神社・守護神社(十二支社)稲荷社・山神社・天神社・甲子社 ・鍛冶神社・不動神社 

境内石碑

馬魂碑・山奈宗真翁碑・四戸三平碑・鳥獣慰霊碑・古峯山石碑・ 石塔群(馬頭観音碑 庚申碑など)

摂末社・石碑は「境内の四季・境内案内」のページをご覧下さい。

由緒

八幡宮の由緒は詳らかではないが、文治5年(1189)に平泉の藤原氏追討に従軍として功があり、源頼朝から遠野郷を賜った阿曽沼広綱が宇夫方広房を代官として送り、松崎村駒木に「舘」を築いて氏神であった八幡神をまつって遠野郷を統治し、その後、阿曽沼親綱が横田城を築き、城の鬼門である東北の方角に八幡宮を勧請して崇敬したのが始まりとされる。

慶長5年阿曽沼氏衰退後、遠野は南部領となり、寛永4年、南部直栄が八戸から転封した。八幡宮は古来より源氏の氏神であったことから南部家も篤く崇敬し、社領10石を寄進。更に直栄は寛文元年、八幡宮を宮代より現在地に遷宮し流鏑馬用の馬場を造営し、祭典を盛大に行った。

大正2年本殿・幣殿改築。昭和25年に八幡神社を遠野郷八幡宮と改称。昭和26年には出雲大社御分霊ほか三柱の神を合祀する。昭和42年には創建780年・現在地遷宮300年を記念して幣殿・拝殿を改築。昭和62年『遠野郷八幡宮創建八百年誌』刊行し、八百年大祭を盛大に執行。平成14年から遠野郷八幡宮創建820年・現在地遷宮350年記念事業を興し、平成15年に本殿屋根改修、幣殿を改築、平成16年に「お待殿(参拝者控え室)」を改築。平成19年に社務所を改築、同10月には『遠野郷八幡宮創建820年 現在地遷宮350年記念事業完成記念誌』刊行、記念事業完成奉告大祭を盛大に行い、現在に至る。

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文化・風景

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